ラリーカールトン

ミュージシャン
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元々クルセダースのギタリストとして注目されたラリーカールトンは、ジャンルとしては(日本人はジャンル分けが好きです)フュージョンの分野になるので、ジャズ的なアプローチを得意とするギタリストです。しかし、ロックやブルース的な演奏も上手いというかカッコ良い演奏をします。

ロック・ブルースとジャズのハイブリッド感覚。

ペンタトニック中心の人間くさい演奏をしたと思ったら、ジャズ的なアプローチのスケールを巧みに使ったソロを流麗に展開したりします。このあたりは、リーリトナーと似ているところもありますこの洗練されたジャズ的なアプローチと人間くさいロックブルース的なアプローチを上手くミックスして表情豊かな演奏をします。ロック好きには分かりやすく、かつジャズフィーリングにもあふれた魅力的なギターを弾きます。

Mr.335

70年代には初のソロアルバム「Larry Carlton(邦題:夜の彷徨い)」がヒットしその中のRoom 335はフュージョンブームの拡大に貢献したと思います。
また、当時ギブソンのES-335をトレードマークのように使っていたのでMr.335と呼ばれていました。ES-335を日本で有名にしたのもラリーカールトンではないでしょうか。ラリーに憧れて335を買った人は多いと思います。後年フェンダー系のギターも使っていましたが、ラリーカールトンと言えば335の音がしっくりきます。また、Mesa Boogieのアンプもラリーカールトンが使っていたことで有名になりました。

mesa boogie

ロックスピリット

70年代は、スティーリーダン関係のアルバムでよく演奏しており、ドナルドフェイゲンは、構築的なサウンドの中に人間くささをプラスするためにラリーを採用したと語っていました。

初来日は五輪真弓さんのツアーに参加したときだと記憶していますが、NHKかなにかで五輪さんが出演されたときにラリーカールトンがソロを弾く場面がありましたが、ロックスピリットあふれしかも流麗なソロで感動したことを憶えています。ロック好きの若い方で聞いたことのない人はぜひ聞いて欲しいギタリストです。

ラリーカールトンのアルバムで最初に奨めるならやはり「Larry Carlton(邦題:夜の彷徨い)」でしょうね。楽曲も演奏も素晴らしい内容です。

名曲Room 335から始まり、バリエーション豊かな楽曲と表情豊かな演奏で飽きない。
Room 335のモチーフになった曲、Pegの入ったアルバム。ただPegのギターはカールトンではない。
ドナルドフェイゲンのアルバムでもカールトンのギターが聴ける。

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