分かってるなぁ!ライブに使えるパーカッションマシン。BOSS DR-01s

機材・装置
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小さなライブハウスやアコースティックバンドのライブで、パーカッションが欲しい時はよくあります。私も定期的にアコースティックバンドのライブを行っているので常に思っていました。
エフェクター買うくらいの価格で良いのがないかと探すと、これが意外とないんです。
概ねドラムマシンとしてドラムキットが中心になっていたり、パターンが少なかったり、良いパターンがなかったり。また、パターンに自由度の高いものは1から打ち込みが必要だったり。そしてそもそもの音色がイマイチだったり。そんな中で見つけたのが、BOSSのDR-01sです。これはかなり良いと思います。

Liveで使えるBOSS DR-01の注目点

パーカッション中心でパターンの組み合わせでリズムができる

このリズムマシンは、まさにアコースティックバンドが使えるようにパーカッション中心になっています。楽器の設定が、細かいリズムを刻むクラバスや鈴、タンバリン他数種あり、大きなリズムを刻むのはコンガ、ボンゴに加えてカホーンもあるので、いろんなスタイルのバンドに使えます。
各楽器の音色も良い感じで、楽器ごとに豊富なパターンが作ってあり、それを組み合わせることができます。これが便利です。かなり曲にあったものがつくれます。しかも手軽に。さらにそれらのパターンを50個まで記憶させて簡単に呼び出せます。
ここまででもかなり良いのですが、もっと細かい調整ができるのが、各楽器のボリュームバランスを変えることもできるのです。この辺り細かい配慮、分かってるなぁって感じです。
もっと複雑なこともできるのですがそうなるとオペレーションも複雑になります。ここまでの機能だけで、ライブには充分使えます。電池でもアダプターでも使えます。

ライブで使いやすい特徴

そして重要な事は、操作が簡単だということです。機能豊富な機材は概して操作も複雑煩雑になります。しかし、DR-01sは結構細かいことができるのに、操作がとても簡単になっています。ライブをする際にこれはとても重要な事です。

スピーカーがあり、良い感じの傾斜がついている。

スピーカーもありますが、アウトプットがあるのでライブではPAに繋ぐ方が良い音です。ちなみにドラムキットもあって、そのパターンも豊富です。ブルースバンドならドラムの方が良いかもしれません。

上記の機能の多くがフットスイッチでコントロールできます。ただし、細かいことをしようとするとその操作も複雑になります。しかし、単にスタートとストップだけでも充分です。その方が演奏に集中できるので良いかも知れません。ルーパーでもそうなのですが、高度なことをやろうとすると、その操作に気を取られて演奏の方が不安定になりがちです。それでは本末転倒なので考慮が必要です。

Line OutとAux Inがある。これがないマシンも結構ある。

細かくうれしい機能。

シンプルなパターンがある。

機能面の良さや豊富なパターンも魅力なのですが、シンプルなパターンもできると言うのもとても大きな魅力です。リズムマシンでありがちなのが余計なリズムを刻んでいるやつです。
ここのアクセントがなければ使えるのに…と言う残念なことがありがちですが、Dr-01は、最もシンプルなパターンからあります。意外とそう言うのが一番使いやすかったりします。

ハイハットがある。

メトロノームの音色の中に、ハイハットがあるのですが、これも意外に使い出があります。小ユニットで、パーカッションに入ってもらうとハイハットで刻んでもらうと良い感じになることが多いです。この辺のこともよく分かってる。ちなみに、カーペンターズのClose To Youの打楽器は、カレンのハイハットだけしか入っていないのです。

リバーブがある。

さらに、このマシン単体でリバーブがかけられてその深さも細かく設定できます。打楽器もリバーブをかけるとリアリティが全然違ってきます。

カウントとフェードアウトができる。

さらに、何とカウントとフェイドアウトさせることができるのです。細かい気遣いの機能ですねー。カウントはライブで始めるときにとても便利です。スマートにスタートできます。

まとめ。

これを開発された方は、ご自身で真剣にアコースティックのライブをされていたのではないでしょうか。そうでなければ、なかなかこれらの細かい仕様にはならないと思います。

DR-01sは、弾き語りの相棒と書かれていますが、本当にアコースティックバンドをされている方ならとても便利なもう1人のメンバーになると思います。実際の使い方や音色などを追ってご紹介したいと思います。

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