CSN&Yというバンド

ミュージシャン
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 ファンサイトを作るくらいジェフベックに傾倒している私ですが、もうひとつマニアックに好きなバンドがあります。それがCrosby,Stills,Nash & Young(略してCSNY)です。

 CSN&Yというバンドを良く知っているのは、昭和30年前後生まれの人達ではないでしょうか。ウッドストックが実質デビューと言われているので1969年がデビュー。ということは、その当時中高生だった人は昭和30〜28年くらいの生まれ。私より少し上の世代です。
 その次に西海岸の音楽が流行するのは、1975年前後で、サーファーブームやアンアン、ノンノという雑誌が創刊されてアメリカ文化が大量に入ってきた頃で、その時はイーグルスやドゥービーブラザーズ、ジャクソンブラウンなどの第2世代?が人気となりました。イーグルスの「ホテルカリフォルニハ」が大ヒットしたのが1977年です。

 で、CSN&Yというのは、ちょっと通な感じの存在になった様な気がします。
CSN&Yというバンドをひと言で説明するのは難しいくらいタテヨコに人脈や音楽性が幅広いバンドなのですが、ひと言で言えば(笑)、アコースティックギターによるフォークロック音楽のパイオニアと言えるのではないでしょうか。西海岸の大御所バンドなわけです。キャロルキングの自伝にも近所に住んでいたデビッドクロスビーとの交流の話が出てきます。ジョニミッチェルなども深い関係があります。

 サウンド的には、アコギによるフォークソングにもう少しビートが入って、リフ的なモノがあったり、ロック的な要素が入ったアコースティックスタイルをやりだした最初の方のバンドという事が言えると思います。エレキの曲もあるんですけどね。でもCSNYといえばアコースティックギターというイメージです。また、バンド名にメンバーの名前を並べた先鞭ではないかと思います。

 バンド自体は、バッファロースプリングフィールド(はっぴいえんどのモチーフになったと言われているバンド)のスティブンスティルス、バーズのデビッドクロスビー(2023年.1月18日に亡くなった:ジェフベックの8日後)、ホリーズ(英国のバンド)のグラハムナッシュがまず3人でやりだし、アルバム「Crosby,Stills & Nash」を発表します。そしてニールヤングが加わって2枚目のアルバム「Deja Vu」を出してCrosby,Stills,Nash & Youngとなりますが、この4人でのまとまった活動は1年くらいと短いのです。しかし、各メンバーは常につかず離れずでいろいろな組み合わせで活動を続けます。4人での様子が良く分かるのが「4way Street」というライブアルバムで、この3枚でいったん活動が止まってしまいます。3年後に「So Far」というベストアルバムを出した後は1988年までアルバムは出ていません。また、それ以降のアルバムのサウンドは、革新的と言うよりは3人の円熟した面がでているのでCSN&Yが語られるのは、主に1〜3枚目のアルバムまでのことが中心です。
 その中の曲はもう名曲揃いで、また、ギター的にも興味深いことが山ほどあるので簡単に語ってしまえないところがあります。順次紹介していきたいと思います。

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