普遍的なロックンロール魂のウインターファミリー。ジョニーウインター&エドガーウインター

ミュージシャン
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ジョニーウインター

「ロックンロール」という言葉で思い出す1人にジョニーウインター(Johnny Winter)がいます。
ブルースというよりはもっとハードでビートがあるロックンロール。2014年になくなってしまいましたが、この人もデビューからなくなるまで、基本的にやっていたことは同じで、歌もギターもかっこいいのですが、特別凄いフレーズを弾くとかそういうプレーではありません。フェイザーなのかユニバイブなのか、常にグワンワンとしたエフェクトのかかったディストーションギターで弾きまくります。ある面、ジミヘンのフォロワー的なサウンドの面もありますが、本質的には違うものですね。ジョニーウインターのかっこよさは、完全にそのスタイルなのでしょう。どのアルバムを聴いてもそんなに差はないのに、なぜか聴きたくなってしまう。3人編成を中心にギターと歌でグイグイやります。シンプルなロックンロールと渋いブルースが中心です。

ファミリーで確立したロックンロールスタイル

ジョニーウインターを語るならエドガーウインター(Edgar Winter)も外せません。実弟でキーボード奏者のエドガーウインターは、ブラスを入れたりして早くからフュージョン的なアプローチをしていて兄よりもっとソウル的なサウンドで、しかし骨太なロックサウンドを作っていました。

そしてこの兄弟を語る上で外せないのが、他の記事でも紹介しているリックデリンジャー(Ric Derringer)です。プロデューサーとして、ギタリストとして、この兄弟と深い関わりがあり、またサウンド的にも影響を与え合っています。リックの曲をウインター兄弟も演奏していたりして、まとめてウインターファミリーと呼ばれたりします。雅楽の東儀秀樹さんが、ご自身の本の中で、若い頃エドガーウインターが好きだったと書いておられて、意外で面白いなあと思いました。ジョニー・ウィンターが1944年に生まれなので、いわゆる3大ギタリストと同世代とその弟的な世代です。

ジョニー・ウィンターは、1944年に生まれ、ギタリストとして知られています。彼はブルースを中心に演奏し、強烈なギタープレイとグリットのあるボーカルスタイルが特徴です。ジョニー・ウィンターは、ミッシシッピデルタのブルースからインスピレーションを受け、その才能を活かしてブルースロックのパイオニアとなりました。彼の代表曲には「Still Alive and Well」「Rock and Roll, Hoochie Koo」などがあります。
一方、エドガー・ウィンターは、1946年に生まれ、マルチインストゥルメンタリストとして知られています。彼はサックス、キーボード、ボーカルなどを演奏し、幅広い音楽スタイルに取り組んでいます。エドガー・ウィンターは、ソウル、ロック、ブルース、ジャズなどの要素を融合させた音楽を創り出し、特に「Frankenstein」「Free Ride」「Winter Wonderland」などの楽曲で知られています。ジョニー・ウィンターとエドガー・ウィンターは、ともに才能あるミュージシャンであり、それぞれの個性と音楽性によって独自の成功を収めています。彼らの音楽は数々のファンに愛され、ブルースとロックンロールの歴史において重要な位置を占めています。

ジョニーウインターは亡くなり、エドガーももうご高齢ですが、ウインターファミリーのロックンロールには普遍的なロックのかっこよさがあると思います。聴いたことのない片はぜひ聴いてみて欲しいと思います。エドガーウインターは、ヨウジヤマモトのファッションショーにもゲストで出演していました。



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