ジミーペイジとジェフベックとレッドツェッペリン

ミュージシャン
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ジェフベックとジミーペイジ、ツェッペリンという関係は、奇跡のような不思議なつながりです。
そもそも、ジェフベックとジミーペイジという高校時代は、ただの音楽仲間だったふたりが揃いも揃って世界的な、しかも革命的な3大ギタリストという中の2人になるなんてことが奇跡です。日本でも結構有名な芸能人同士が実は同級生という人も多いようですが、それをはるかに越えています。

そして、ジェフベックがなくなる前、雑誌など対談していたこととか、お互いにコメントしている内容が、高校性の頃の同級生と変わらないムードで、とてもいい感じでした。当時ジミーペイジに引き合わせたジェフベックのお姉さんは、凄いことをやってのけたものです。ある意味、ジェフベックのお姉さんの行動が世界のロックギタリストをつくったのかも知れません。

ヤードバーズを巡ってのベックとペイジの関係、そして第一期ジェフベックグループの頃(=Zep誕生の頃)の関係も仲の良い友だち同士って感じで、第一期ジェフベックグループの初めてのツアーにジミーペイジはついてきたそうです。リサーチ目的でしょうね。
そして、ロッドとベックのやり取りが受けているのを見て、Zepの成功を確信したのでしょう。ジェフベックは、「ジミーは俺たちのツアーについてきて、俺たちのアイデアを使って上手く儲けやがった」(苦笑)と言うようなことを言っていました。
ペイジの自伝によるとZepの1stアルバムは、すべてペイジのポケットマネーで制作し、そのテープを持ってレコード会社と契約したそうです。しかも、一切口を出さないという内容で。この辺りのペイジのやり方は本当に戦略的で、辣腕「プロデューサー」と言われるだけあります。

まさに「奇跡」というタイトルが付けられたジミーペイジの自伝には、どのようにしてツエッペリンがつくられたか、ロックビジネスをどう考えていたかほか、したたかなジミーペイジの戦略が書かれています。まだ20代半ばの青年が始める前にツエッペリンの仕上がりイメージを描いていたのは驚きです。

Zepの凄さはいまさら語るまでもないのですが、Zepの凄さを感じたいなら、ぜひこのDVDを見てください。「Song Rmain The same」のライブも映像化されています。あれはひとつのコンサートとしてはまとまって見れますが、ツェッペリンの凄さを感じたいなら、こっちの方が10倍凄いと思います。
とにかくカッコいい。演奏も立ち居振る舞いも。ロックのカッコ良さってこれだよねぇって感じが改めてします。それとこれを見るとジミーペイジはギタリストと言うよりは「音楽家」だなぁという気がします。この映像の凄さは、4人が、特にロバートプラントとジミーペイジが型にはまることなく、楽曲を4人の呼吸で自由に感覚的に演奏しているのが伝わってくるところです。昨今の商業化されたロックにはない粗野な部分があり、しかし楽曲は変化に富み、演奏のメリハリがありダイナミズムがあります。いろいろなコンサートの演奏が集められているので、バリエーションも豊かです。


ジミーペイジというとサンバーストのレスポールというイメージですが、黒のレスポールカスタムにビグスビーのアームをつけたのや青いストラト、ダンエレクトロ、ダブルネックのSG、アコースティックギターなどが登場します。鮎川誠さんが「ジミーペイジが持っていた黒いレスポールカスタムに憧れて買った」と言っていて、あれ?と思ったのですが、カスタムも使っていますね。ジミーペイジもギターへのこだわりはあまりないようですね。それにどれを聞いてもトレブルの効いたジミーペイジの音がしています。

話が逸れてしまいました。Zepの曲の凄さを探究していくとキリがありませんが、とにかくジェフとジミーという高校時代の「連れ」が、ともに世界のレジェンドと言われるところにまで上り詰めるって凄くないですかね。ジミーに関しては、まだまだ言いたいことがあります(笑)
>続く

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