他の記事で、コード譜作りのツールとしてご紹介しましたが、本来このアプリの一番ポピュラーな使い方は、既存の曲のコード譜として、あるいはバックトラックとしての使い方だと思います。
特にジャズ、R&B、フュージョン系の有名曲は、だいたいあるので、セッションの時にはとても重宝します。また、バックトラックとして演奏してくれるので、セッションやバンド練習の予習にもとても便利です。ボーカルの人にも便利だと思います。楽譜作りも併せて使えば自分独自の練習にパターンが作れて非常に便利なアプリです。スマホ以外のデバイスでも使えます。
既存曲の譜面として
アプリの左上にある地球のマークをタップすると、i Real ProのWEB Pageに飛びます。
その画面の最初にある「Songs」にジャンル別に譜面データがあり、ダウンロードできます。カテゴリーに入ると、テーマ別にリストが並んでいます。
それらをダウンロードして、自分のスマホ内に入れておくことができます。プレイリストがつくれるので、自分の使いやすいようにリスト分けしておくと良いと思います。
伴奏させる
バックトラックとして伴奏させることができるのもi Real Proの大きな魅力です。同じ曲でも演奏スタイルや楽器が多彩に選べるので、アレンジのヒントになったりもします。
演奏スタイル
画面下のメニューの中央に出ているスタイル名をタップ。楽器は最下段メニューの右から2つめをタップします。
演奏回数
スタイル名の上に1Xなどと出ているのは演奏回数です。回数を設定すると繰り返し演奏してくれます。これも便利な機能です。
演奏パターンの自動化
画面最下段の左端の角帽マークをタップすると、順にテンポや調を変えながら演奏してくれるように設定できます。単純な練習コードをつくって、自分なりの練習パターンがつくれます。
ロックの場合
ロックなどでは、リフが多用されるので、i Real Proのコード弾きが邪魔になったりします。その場合は、コード楽器の音量をゼロにしてリズム隊だけで使うと良いです。ただし、ベースとユニゾンのリフはできませんけどね。
3つの機能で最強の相棒に
他の記事で紹介している「コード譜づくり」とここでご紹介している「既存の譜面」「伴奏」この3つの機能で、最強の練習実戦マシーンになります。4小節から8小節くらいの練習用のコード進行をつくっておけば様々なスタイルやキイで演奏してくれるので、練習にはもってこいです。正確なリズムを刻んでくれるのでリズムトレーニングにもなります。