エフェクトの魔法の切り札&玉手箱 ZOOM MS-50G

機材・装置
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ZOOM MS-50Gは、ZOOMのマルチエフェクターのひとつなのですが、このエフェクター1個分サイズにしたというアイデアが素晴らしい。それによって、独特の使い方ができるわけです。

ZOOM MS-50Gには大きく分けて2つの使い方があります。

1.マルチエフェクターとしての使い方
2.単体エフェクターの代替として

特に2が非常に便利であり、1もまた1個分サイズであるがゆえに、2の拡張版として使えます。

1.マルチエフェクターとして

1個分のサイズでフットスイッチも1個なので、このエフェクターをご存じない方には、マルチのイメージが湧きにくいかも知れませんが、これ単体でも100種類以上のエフェクトを内蔵し、1つのセット(パッチ)に6つまで設定できます。バッチは50個登録できるのでまず不便はないでしょう。

パッチの中でオン・オフしたい場合は、そのエフェクターを画面に出しておいてフットスイッチでオン・オフ可能です。ただ、そういう構造上複数のアフェクターを自由にオンオフというわけにはいきません。

ですので、1~3個くらいを設定するか、あるいは歪み系、あるいは空間系などをオン・オフするとかの使い方が、一般的なのではないかと思います。

しかし、この1個持っていくだけで最大6個並べたボードと同じことができるというのはすごくないですか?しかも単3乾電池2本で使えます。それに軽い!

2.単体エフェクターの代替として

この使い方が非マルチ派の方にも便利なのではないかと思います。例えば、ディレイがほしいけど持っていない場合、ZOOM MS-50Gのパッチに好みのディレイとエフェクトオフ時のクリーンサウンドの2つをバンクに登録します。こうすることで、1で説明したオンオフのしにくさはなくなります。すると単体のディレイペダルに早変わりするわけです。要するにトランプのババ抜きのJackカードのような存在になると言うわけです。

あまり使わないようなリングモジュレーターやオクターバーなどもそれぞれ買わなくても、Jackとして早変わりするわけです。これだけでもZOOM MS-50Gを買う価値がありそうです。もっと発展して考えると、Jackカードを2枚にすれば、自在に七変化する2つのエフェクターを持っているということになります。エフェクターボードの中に1つあるととても便利に活躍してくれます。

ZOOM MS-50Gに関しては、まだまだ小技があるので順次紹介していきたいと思います。

ZOOM MultiStomp MS-50G マルチエフェクター ギターエフェクター
ZOOM
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