アコギの盲点。

弾き方
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NHKのチコちゃん風に言えば「アコースティックギターを弾いている本人に、ホントの音は聞こえていない〜〜」(笑)のをご存じでしょうか?意外と盲点なのではないでしょうか。
聞こえていないことはないですが、ベストの音ではないはずです。

アコースティックギターの生音はサウンドホールから出ます。演奏者がギターを弾いている状態では、聴いている人に向かって、基本的にはまっすぐ出ます。つまり、サウンドホールが真ん中にある一般的なアコースティックギターでは、弾いている本人は、直接の音ではなく、周囲に反射している音を聞いているワケです。

アコースティックギターにマイクを立てて、ミキサーからの音をヘッドホンなどで聴いてみてください。全然違う音に聞こえます。それが観客が聴いている音です。本人が聴いている音よりかなり良い音ではありませんか?
ですから、アコースティックギターを弾いてみて「いい音!」と思うのは、厳密に言えばおかしい話です(笑)

ただ、経験から言えばマーチンのD-45は、弾いている本人にも「とてもいい音!」に感じます。ということは、前で聴いている人は「とんでもなくいい音」??(笑)

ちなみに、オベーションのアダマスなどのようにサウンドホールが、上の方にあって、演奏者の耳に近いギターは、観客が聴く音と近い音になります。

さらにちなみに、エレアコのギターでも、サウンドホールの音をマイクで拾うとアコースティックな良い音がします。オンラインで繋ぐのはハウリングやセッティングやライブならではの事情のためですね。例えば、オーベーションのアダマスタイプなどでは、胴が深いのでサウンドホールをマイクで拾うと、マーティンタイプのような音で録ることができます。オンラインでつなぐとオベーション独特の音(これはこれで良い音ですが)になりますけどね。

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