ニールヤングの不思議な魅力。

ミュージシャン
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ニールヤングという人は不思議な人です。
飄々としていて一生懸命感がない。自然体。しかし、ずっと第一線にいる。そして、一番不思議なのが、はじめの頃と今とやっていることが基本的に変わっていない。今でもはじめの頃の曲を演奏して、それがまったく違和感がない。はじめの頃のアルバムを聴いても古さを感じない。自然体で田舎イメージなのにメジャーセブンなどの美しい曲が多い。そういうアコースティックをやっているかと思えば、急に爆音エレキでロックンロールをやったりする。まったく不思議な人です。

そして、アコースティックギターは、右手を打ち付けるような独特の弾き方をしていて、それがニールヤング独特のサウンドになっています。変則チューニングを使って1、2弦で透明感のある美しい響きをつくる。ニールヤングの曲は、よく人にカバーされる。
もう不思議の固まりなのに、実に素朴で美しい曲をつくる。そして一度聞いたら忘れられない独特の声で訥々と歌う。しかし、強烈なメッセージが込められた社会性のある曲もあります。

いつか雑誌で世界のミュージシャンに人気アンケートを行ったら、ニールヤングがトップになったことがある。ミュージシャンが選ぶミュージシャンでもあるのだ。

バッファロースプリングフィールドの後は、CSN&Yの一因として、あるいはクレイジーホースというバンドと共に活動していました。とにかく、不思議な魅力満載のミュージシャンです。

多彩すぎてなかなか語りきれない深い人です。なんともいえない癒やし感覚。ニールヤングを聴くとホッとします。ジェフベックとは全然スタイルが違いますが、唯一無二の個性という面、孤高のミュージシャンと言えるのではないでしょうか。

人に紹介するなら、まずはやはり「After The Gold Rush」でしょうか。そして次の「Harvest」、Heart Of Goldは、日本の人気バンドもカバーしていましたね。
亡くなられた遠藤賢治さんは、日本のニールヤングと言われるほど影響を受けていました。ニールヤングと言えば、もうひとつ、マーチンのD-45です。同じD-45でもニールヤングが持っていると、別格のD-45の様な気がします。ニールヤングというと、D-45を抱えてハーモニカを吹きながら歌うというイメージがあります。

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大昔、Buzzというギターとピアノのデゥオでヒットした「愛と風のように」(福山雅治もカバーしている)の演奏は、この演奏をモチーフにしていると思われる。福山雅治のも同じフィーリング。
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