単体エフェクター派にもマルチが役立つ話。

マルチエフェクター
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単体のエフェクターは面白いです。マルチを推していますが、それは主に運搬、セッティング、予算、その他諸々の合理性からのもので、単体のエフェクターには文字通りおもちゃのような面白さがあります。いろいろいじりながら音の変化が得られるし、音質や設定の幅も広いものが多いです。

しかし、ピックアップと同じで単体のエフェクターもバクチに近いものがあります。店頭で試奏したくらいでは本当の使い勝手は分かりません。実際に自分のセッティングの中に組み込んで使ってみないと、いろいろな場合のクセやバランスなどは分からないものです。そしてその効果が演奏全体としてイメージしているようなものになるのかどうかは分かりません。

そういう場合に、マルチをひとつ持っていると、とりあえず100種類近くの中の該当アイテムでやってみることができます。それでおよそのイメージはつかめると思います。例えば、オクターバーが欲しいと思ったら、とりあえずマルチの中のオクターバーでやってみるワケです。それで、「だいたいこんな感じになるな」という事がサウンド面でも、弾く手応えでも分かります。それから、単体のオクターバーで気に入ったモノをさがせば「買ったけど、思ってるのと違った」と言うことにはなりません。

要するにリスク回避ですね。仮のエフェクターとしてマルチを使うというやり方です。ディレイなども、どれくらいの仕様が必要かというということも試せます。
試す中で「これでも充分だ」と思えば、そのままマルチを使えば良いし「やっぱりもう少し細かい設定がしたい」と思えばそういう仕様の単体を探せば良いと思います。

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